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2016年10月19日 (水)

この国の抱える矛盾 ー 電通社員の自殺に思う

[電通 過労死] ブログ村キーワード

また、痛ましい死が起こってしまった。母子家庭で育ち、母を楽にしたい想いで頑張り、東大を出、電通社員となった高橋まつりさんが入社後わずか9ヶ月で自ら命を断った。

異常な残業時間、パワハラ等が直接的な原因であろうが、このような痛ましい結末が、いつまでも無くならない大きな要因として私が強く言いたい事がある。
それは、報道機関の自己矛盾である。
以前、私はこのブログの中で、いじめの問題を取り上げた。
テレビ局が一方でニュース番組で事件を取り上げながら、その一方で過激なバラエティ番組でイジメを笑いに変える番組を流していると。
今回の自殺問題、仮定の話をしてみよう。もし私が何らかの関係者でテレビ、新聞社、雑誌者の取材を受けたとしよう。取材が終わりオフレコになった時に、私から記者に聞いてみる。「ところで、おたくの会社は残業とかはどうなんですか?」と。
おそらく多くの人がこう答えるのではないか。「お恥ずかしい話ですが、うちに限らずマスコミ関係はみなブラックですね(笑)」と。
以前、別の件で何度か取材を受ける機会があったが、そこから推測するにおそらくこのような答えが返ってくるはずだ。
間違っていれば関係者にお詫びをしたい。
しかし、今までの経験からだいたいこれが実情である。
事実を伝え原因を究明するマスメディアが、実はかなり過酷な職場環境であり、その事を報道に携わる人達が自己解決を半ば諦めている現実があるのではないか?
まさに報道機関が抱えた自己矛盾である。新聞会社の部数拡張のための勧誘問題等も含めて、先ずは報道機関が自身の改革を実践する事、負の状況が循環しない世の中を作り上げる事が急務であると私は思う。

今回、亡くなられた高橋まつりさんにあらためて 合掌。

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